君がいても いなくても。
2003年6月8日《コイビト》
君がいてもいなくても、
生きていける自分が、
本物なんだと信じていました。
君がいなくなって、
悲しくて泣きながらも、
ひとりで歩いていける自分こそが、
強く正しいのだと思っていました。
それが自立であり、
自立こそがひとりの大人に必要なものだと、
そう思っていました。
・
でも、そうじゃなくてもいいみたい。
ときどき考えが揺れます。
理性は本能に、勝てないときもある。
依存し合ってもいいじゃないか。
ぬるま湯から抜け出せなくてもいいじゃないか。
君がいなければ。
そう思い合える相手がいるのも、
ひとつの幸せなんじゃないかなあ。
・
強さは必要でしょう。
頼ってばかりはいられないでしょう。
でも、自立してる者同士が一緒にいる意味なんて、
ないんじゃないか。
僕の足りないところに、君が入りこむ。
君の不足を僕が補う。
自立している必要なんてない。
・
自立していれば、楽なことは多かろう。
でも、それじゃ恋愛は楽しくなくなるかもよ。
《デート》
彼と映画を見てきた。
マトリックス・リローデッド。
いまいち。
格闘シーンが多過ぎてマンガみたい。
くどい。セコい。そんな感想。
満席になるくらいの人気なのにね。
前に大学の友人と観たレッド・ドラゴンの方が
何倍もよかったな。
《見送る》
見送られることの多かった私。
今日は彼を見送った。
たまにはね。
《エンドレス》
人間の欲求というのは、
それこそ理性を駆使しなければ底無しだ。
小さなことから、大きなことまで、
ないものねだりは後を断たない。
・
この就職難に、
気付けば第一志望の企業に入り、
一等地に聳える本社配属になり、
残業もほとんどない毎日を送っている。
思い通りの就職。
だったはず。
不満はない。
・
でも、まだ英語が頭を離れそうにない。
捨てる気もない。
今は活かすチャンスがない。
チャンスは自分で作るもの。
こっそりそれを狙っている。
・
何かひとつだけ満足できれば、
あとはいらない。
そんなひとつを見つけます。
《水着》
去年の海水浴でひどい日焼けをしたから、
もう海には行かないと思っていた。
シミも増やしたくないし。
だけど、デパートに並ぶ水着はカワイイ。
華やかで、派手で。
一着欲しくなる。
買えば着たくなる。
つまり海かプール…悩ましい。
コメント