ラストデート3

2003年3月31日
 
いつもなら一緒に家を出る。
私は家に帰るため、彼は会社に行くため。

でも、今日は私が本当に早く帰らないと
いけなかったから、まだ準備が出来ていない彼と
玄関でお別れ。

楽しい2泊3日だったなあ。
今年のGWは一緒にロンドンに行こうか〜なんて
話したりして。

でも、私は一つ思ったよ。
買い物をして、夕食の支度をしながら洗濯して、
彼が帰ってくるのを待っていたとき。
「主婦って、毎日こんな感じなのかな」って。
私にはとうてい耐えられないと思っちゃった。
たとえ大好きな人のためでもね。

「仕事から帰ってごはんがあるってイイなぁ」
そう言った彼。それだけのこと。
裏があるなんて思いたくない。
彼が“専業主婦を期待する男”じゃないことを
心から願ってしまう。
 
さて。
 
3月も今日で終わり。
まさか末日ギリギリまで遊ぶことになろうとは。
今日は静かに一日を過ごして、
入社に臨むハズだったんだけど。
 
明日から社会人なのだなぁ。
曲がりなりにも大人として扱われるんだ。
何もかも自分でやっていくんだ。
それが学生として過ごしてきた年月より長く
続いていくんだ。
もう誰の保護下でもないんだ。
 
22歳でやっと社会に出る。
人生の4分の1くらい。
変な感じ。実感はあんまりない。
まだ本棚には、大学で使っていた本が
少し残っているし。

もう“平日の昼間”なんて無いんだ。
これからの自由は土日メインになるんだ。
夏休みも冬休みも春休みもない。
バイトも部活もサークルも定期試験もない。
休講も学割も成績表もない。

I am not a student. 
 
色んな「アタリマエ」が生活から姿を消す。
でも、その代わりに、
それらよりもっともっと大きな何かが
きっと得られるんだろう。
 
校則も単位も学園祭もない。
先生なんていないし、職員室なんてないし、
研究室だってない。チャイムもならない。
学費だってないんだ。

今日、彼の部屋から帰ってくる道中に、
乗っていたバスが大学の近くを通った。
校舎が見えたり、校庭が見えたり。
卒業式以来。
まさか今日、母校を見ることになろうとは。
もうここに来ることは、ほぼありえない。

なんだかんだ、楽しかった。
 
さて。
 
日記。
 
どうしましょう。
 
ただ気まぐれに始めた日記。

書き始めたときには就職活動は終えていたし、

特に恋愛一辺倒で書いたわけでもない。

どうしよう。

明日から。

続くかもしれないし。

閉じられているかもしれない。

しーらない。
 
 
 
 
 
 

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