いわゆるUP&DOWN
2003年3月21日あたしと付き合うのは面倒だ。
友達でも、恋人でも。
親しくなればなるほど、気を許すほど、
わがままで無遠慮で、
甘えたがるし、人を突き放すし、
頑固だし、冷たいし、
めちゃくちゃになる。
あたしには、
あたしを大事にすることしかできない。
あたしが誰かに優しいときは、
「あたし、優しいね。えらいえらい」
と自分を誉めてあげたいだけかもしれない。
あたしは誰にも見抜かれない。
あたしも誰も見抜けない。
躍らせているのか、踊らされているのか。
きみはいい人なの?
きみは悪い人なの?
どうしてほしいの?
何してくれるの?
一人じゃ寂しいくせに、
一人になりたくない。
そんなあたしに、
誰が一生連れ添ってくれるというの。
あたしよ、一人でいきなさい。
行きなさい。生きなさい。
きみは生まれてきたときも、
死んでゆくときも、一人なんだよ。
誰と手をつないで生まれてきたわけでもない。
誰と抱き合って命の火を消すわけでもない。
寂しいきみが、本当のきみ。
あたし、強いよ。
あたし、弱いよ。
どっちも。どっちも本当。
どっちも持ってないと生きていけない。
弱いから強くなれるのに。
強いから弱さを知るのに。
強いだけじゃ何も見えなくなる。
弱いだけじゃ何も出来なくなる。
弱いから強い、強いから弱い。
『何も恐れないことが勇敢なのではない。
それが恐ろしいと知りながら、
なおも立ち向かうことが勇敢なのである』
そんな格好良くないけど、そうなれたら。
あたしは何に立ち向かう?
立ち向かう勇気より、まず、
立ち向かう相手を持ってる?
それって、あたし自身じゃないかしら。
自分をすべてありのまま直視するのは、
ときに、とても恐ろしい。
でもあたしは、目を背けてはいけないんだ。
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